強いて言えば、古いラジオの「電池押さえスポンジ」を張り替えたかったのだが、ガード下をウロウロしてもズバリそういう商品は目にとまらず、やっぱりＷｅｂで買おうかな。
長らく放置していたラジオの動作確認を試みたところ、液漏れで電池ボックスが汚損されていた──という、たぶん今は同じ需要があっちこっちにありそうな話。

あと、Ｗｅｂではなかなか注文さえ受け付けてもらえず、ひどいプレミアつきで転売されている単一型のｅｎｅｌｏｏｐ。
個数こそ少ないものの駅至近のお店で普通の値段で売っていたのには苦笑い。
僕は天邪鬼なので、こうも簡単に出会うと、かえって手が伸びない。
通販サイトをチェックし、入荷が確定してから売切れるまでの僅かなタイミングを見計らって発注したり、なぜか単四のカテゴリに区分されたがゆえに売れ残ったと思しきものを見つけたり、希少品を手に入れるネットゲームを楽しむようなものだ。
なんとアキバで現物を見ているまさにその時に、通販サイトから発送メールが届くという皮肉。

末広町まで一往復。
風俗街化などと叩かれ、駅前と中央通り沿いの客引きだけを見ているとたしかに肯けるところもあるけれど、道一本入ればまだまだ自作ＰＣ関係も元気そうに見えた。
再開発で唐突に公開空地が現れたりするのに面食らいつつも、脳内マッピングをゼロからやり直すところまでは変わっておらず、追記と修正でどうにか歩けそう。
懐かしい場所が、「また来たい」と思える状態を保っていたことに安心し、絶滅危惧種の「ガム型充電池」を１本買って山手線に乗った。
デジタルオーディオプレーヤー用ニッケル水素電池と題されているけど、僕はカセットプレーヤーに入れる。