2009.6.24
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実態はさておき、今月はついに帳簿上の残業ゼロを達成。
ここで働いて7年目にして初なのは間違いない。
この会社は確実に変わった、と感じる。
一方ではそんな必死の経費節減も何処吹く風、館内に残っている人数はもはや1桁だろうという時刻まで強烈な冷房が効いている。
ああ、早く帰れということか。
駅までの帰り道で昨日の残りのフィルムを消化しようとしたら、あいにく雨が降り出してしまった23時。
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月曜の午前中は人も少なく、僕の作業は正午まで一人旅になる。
ある社員から「もう1人欲しいか?」と聞かれ、否定する。
むしろ今は、3人分を2人で支えるぐらいの多少タイトな仕事量が気持ち良く思える日も多い。
動いている方が気は紛れる。
某所の書き込みなど見ていると、支店によって事情は違えど、やはり僕と同じ作業をしている人間はこの先かなり立場が悪いそうだ。
自分のところの管理者が「雇い止め無し」を強調するのは、7月を乗り切るためのハッタリなのか、あるいは実務に疎いゆえ本当にそう考えているのか、今は判断つきかねる。
ただ、現場にいる人間は、10月以降も今の人数×時間数ならあまりに過剰だと誰よりもよくわかってしまうから、辛い。
2009.5.18
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苗字の読みがわからなかった他課の女の子。
たまたま顔を合わせたので直接聞いてみた。
前回、人に名前を尋ねたのは一体いつだったろう・・・えらくきょどってしまった。
「○○と申します」と事務的に答えてくれた。
お中元祭り、のどかに進行中。
昨日の2倍来たので、同じ係から1人道連れにして2人で対応。
通りがかりのあの人に、冗談半分「参加する?」と声を掛けたり。
もちろんあっさりかわされてしまう。
横浜そごうのLOFTでカバンの肩当てとボールペンの替芯を買う。
店内のベンチでウトウトしてから、臨港パーク経由でゆっくりゆっくり桜木町まで歩く。
カラーネガ3本と白黒を半分。
うち1本はほとんど空ばかり撮った。
大桟橋 2009.6.23
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某掲示板あたりにはいまだに白紙撤回の夢を見続ける輩もいるようだけど、子会社化を控え、一応うちの会社本体としては最後になる予定の夏季繁忙がいよいよ開幕。
午後にささやかながら第一発目が着弾した。
例年、僕はこれの対応から逃げることに一生懸命で、僕等の係が処理するという既成事実が出来ぬよう、他のメンバーにも口をすっぱくして「開けるな」「触るな」と言ってきた。
しかし、今日はもともとの余裕も手伝い、半ばお祭り気分で作業を始める。
ひょっとしたらこの作業、7年目にして最初、そしてもちろん最後になるのか、と。
葬式だのなんだのと批判されつつ、今まで無関心だったことも避けてきたことも、「これで最後」と言われれば、はしゃがずにいられない。
ああ、こんなところがなんとも交通趣味者。
大桟橋 2009.6.23
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午後、田舎道を職場へ向かってぶらぶら歩いてゆく。
途中の小さな雑貨屋の前で見知った顔に出会う。
腕時計を見ると17時半過ぎ、まだ日は高い。
たしかこの人は定時でも18時までの勤務のはず。
「今日は早いね」
続けて、以前から用意していた仕事の話題をふってみる。
「違和感あるな…」と言われて避けられる。
何の違和感か知らないけど、2人で話しているところを知り合いに見られるのが嫌という意味に解釈し、「ごめん」と言ってまた歩き出す。
道端に輸送用のロールパレットが置かれている。
誰かが台車代わりに使って放置したのだろう。
仕方ない、職場まで牽いていこうと、肩からかけていたカバンをそのパレットに放り込む。
周りを見渡すともう2,3台転がっている。
道は緩やかな下り坂で、おさえているのも厄介になり、平らな場所を見つけてまた放置。
職場に着けば、次々と荷物が到着して相変わらず混乱気味。
ようやく落ち着いたところで、帳簿を全くつけていなかったことに気付き、古臭いビジネスホンで統括へ問い合わせ、肉声とも録音ともつかない声で「電話での問い合わせにはお答えできません」との返答を聞かされているところで目が覚めた。
家族が職場からの電話を受けて、僕を呼んでいた。
そもそも冒頭からして現実と大違いなのだが、僕の見る夢ではあらゆる場所が脈絡もなくシャッフルされて舞台として使われる。
自分の足で歩いて、あるいはバスや列車の車窓を通じて、いやでも多くの風景と出会う生き方を長く続けているおかげかも知れない。
でも統括の人間の、ぶっきらぼうな口調だけはリアルだったな。
2009.6.12
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変な夢を見ていた。
職場の一人が産休だか育休だかに入り、代わりの要員が来て挨拶をしている夢。
毛布を余計にかけていたりして暑すぎると、必ずといっていいほど職場の夢を見るのが最近の傾向。
ただ、大抵は山積みの作業が終わらずに誰かを怒鳴りつけているとか、そんなのばっかりで、人間関係のネタというのは珍しい。
当の本人とは3日ぶりに顔を合わせ、仕事の波が引いたところを見計らい一言二言喋って、明日からまた2日間、こんどは僕の方が休み。
帰り際にちらっとこっちを見て目が合う、、、それだけでも僕は気分良く連休に入れる。
いや、おそらく現実のあの人は既婚ではないと思うんだけど。
2009.4.28
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江ノ電、小田急、モノレールそれぞれの駅からの道のりも、もちろん江ノ島観光の重要な一部分。
でも、リピーターとして、このプロセスをひとまず省略して江ノ島へダイレクトアクセスしたい場合、地味に便利なのが藤沢駅からのバス。
1時間に2〜3本と本数は多くないものの、ほぼ最短コースを走り、道さえ空いていれば20分かからずに到着。
あくまで平日の話。
間違っても土日祝日に三浦・湘南エリアでバスに乗ろうとは思わないので、土日休みの事務職のあの人とのお出掛けの足として適切なのかは不明。
2009.4.28
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中途半端に時間が出来て行先に迷ったときの定番──と胸を晴れるほど足繁く通っているわけではないのだが、地元で新しいメガネを注文した後、また江ノ島へ行ってきた。
翌日に早起きを控えた午後、横浜中心部と鎌倉・江ノ島のどちらへもふらっと遊びに行ける住環境は幸いだ。
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現地の色褪せた案内板を見て、D突堤入口から本牧海づり施設までは、26系統のルートとは別に歩行者専用の"緑道"を歩くことになった。
実態はコンテナターミナルへ続く道路に付帯した広めの歩道なのだが、車道との間にはフェンスが設置されている。
半ば整備を放棄されたような歩道には夏草が生い茂り、街路樹も伸び放題で、皮肉にも"緑道"の名に偽りはない。
休日のため港湾関係者と擦れ違うこともなく、いまさら徒歩でシンボルタワーや海づり施設を訪れる客もいない。
黒雲が湧き立ち、おまけにフィルムも残り少なくなり、根岸駅から延々と引き摺ってきた考え事も吹っ飛んで、足早に終点を目指した。
中区本牧ふ頭 2009.5.31
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フリーハンドで水平を出すのがどうにも苦手だ。
EOS5Dは方眼スクリーンに交換したし、HEXARの場合はAFのターゲットマークが十字になっており、それを利用するものの、やっぱり現像アガリを見てがっかりするときはある。
HEXARにはせっかくアクセサリーシューがあるので、水準器を使ってみようと思い、上大岡へ探しに行った。
単純な器具ながら選択肢は複数あり、そこそこ迷う。
結局、2ウェイのシンプルなものを購入し、さっそく駅のホームでHEXARに装着すると、前後方向が長過ぎて後ろに1cm程度はみ出してしまった。
もっとも、このカメラはアクセサリーシューが中央、ファインダーは左端にあるうえ、僕が眼鏡っ子で、もともとカメラに顔をピッタリくつけるわけではないため、見た目は悪いけど操作に大きく差し支えるほどでもない。
上大岡から京急で逗子へ、新しくなった図書館を見学してからバスで小坪港へ。
水平をたしかめながらゆっくり2本撮ってきた。
中区豊浦町 2009.5.31
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そういう我儘がよくないのはわかるのだが、やっぱり写真を撮る気にならない空模様というのはある。
カメラは持たず、前回からぴったり1ヶ月とちょっと早めだが、床屋へ行ってきた。
ついで、少し先の眼鏡屋まで足を延ばしてみる。
コーティングが剥げ、フレームもガタついた10年選手のメガネを、そろそろ新調したい。
まあ、これはまた今度。
身だしなみも整い、夕食後にようやく、今朝の折込の求人広告に目を通せば。。。
えっ、これは福祉専門紙ですか?
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仕事の後、三渓園へ行ってみた。
行ってみた、というのは、たしか特別に営業時間を延ばす日があったと曖昧に記憶していたから。
先週と今週の金土日がまさにその日で、「蛍の夕べ」と題して20:30まで入場、21:00閉園だそうな。
あらかじめ知っていれば、19時過ぎに仕事を終えるあの人を誘って……と有り得ないことを考えつつ、ゆったり2本撮った。
結局蛍が飛ぶのを待たず園外へ出て、本牧の路地でもう1本。
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仕事が順調だ。
なんかこう、、、クソ冷房の効いた作業室を出ても背筋の寒さがとれないぐらいに。
所詮は"どなたでもできる簡単な作業"の組み合わせ。
急に自分の腕が上がったはずもない。
人も少ないから、幸か不幸か暇をもてあまして突っ立っているところまではいかないものの、3人分を2人で背負い込んでも持ち堪えられてしまう。
単に月の前半で週の半ばで、天候もイマイチな日が続いているためならいいのだが、このまま7月1日を迎えてもお祭りが始まらず、沈黙の春ならぬ沈黙の夏になるのでは、という気までしてくるのだ。
2009.6.7
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昨日とほぼ同じコースを、GRD2で撮った。
このカメラで街を撮り流すのは4月初旬の上野以来、2ヶ月ぶりだ。
昨夜、その上野で撮ったものを改めて眺めていて、いまだ立ちはだかる"フィルムとの違い"は何に由来するものなのか、何故デジタルオンリーではではだめなのか、というエンドレスな疑問にまた囚われてしまった。
答えに少しでも近づくべく、昨日のGR1sをGRD2に持ち替え、再び休日の横浜の人混みに飛び込んでいった。
2009.5.29
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ようやくオープンした象の鼻パークを目指し、山手駅から麦田〜元町〜山下町と歩いた。
大和町の狭い道ではビニール傘を片手に、カメラを濡らしつつ撮っていたが、麦田のトンネルを抜けるあたりから日が差し始め、気温も上がってきた。
モノクロ3本。
最後の1本は全コマ横位置でと縛りをかけて撮ってみた。
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早足を多少緩めることこそあれ、止めることなく、もちろんファインダーを覗くこともなくシャッターを切る。
やっぱりそういうのを「自分の撮り方」と感じてしまうのは、職場での忙しなさが染み付いているのも多少あるけど、おそらく自分の中のもっと深い部分で生成されるリズムに同期しているからだ。
しかし残念ながら自分が好むスピード感と、自分の他の能力、例えば持久力や注意力がまったく釣り合っていないため、無駄に疲れやすかったり見落としが多かったりする問題が常に付きまとう。
仕事でも写真でも。
まあ、早い話がせっかちで早とちりで独りよがり、それだけなのだ。
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仕事帰りに現像あがりのネガを10本受け取る。
HEXARでカラー、GR1sでモノクロ、それぞれ5本ずつ。
月初めで週半ばということから仕事は順調そのものだった。
人数の少なさをカバーするため、考え事に耽っている暇はないけど、自分が動いた分だけ片付く感じ。
今は、動きっぱなしの方が気が紛れる。
こんな日が続けばオレは要らなくなるから、○○ちゃん、オレの分も兼務でどう? なんて、6割本気、4割冗談の愚痴を吐いて帰る。
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そろそろ車内の寒さに悩まされる季節になってきたので、ノリモノの比率を落とし、歩く距離を伸ばしてみる。
井土ヶ谷から関内まで、GR1sを右手に握りしめて歩く。
通町〜蒔田〜吉野町〜伊勢佐木町。
かつての"通学路"では、小さな縁日をやっていた。
午後からの大仕事を総力戦でぶっ潰した、文字通りのアフターファイブは、心地よい疲れ。